読む絵本が無くなったら・・・今ある本の新しい使い方

商品レビュー

子供の読み聞かせをしているのだけど、
どれも何回も読んで子供が飽きてきてしまった。

そんな経験はありませんか?

新しい本を買えば(借りれば)良い!・・・それはそうなんですが、
そんな簡単に毎回買う訳にもいかない。

今回は飽きて読まなくなった絵本を
違う角度でもう一度読み聞かせる方法をご紹介します。
2~3歳時向きの記事となります。

1度で2度3度おいしい絵本のご紹介もしていきます。

別の絵本として扱ってみよう

絵本のストーリーに沿って読み進めたり、
出題されている内容に答えたり、

勿論最初は本来の絵本の使い方でよいのですが、
それだけで絵本の役割をお終いにしてしまうのは勿体ない!

親の創意工夫による所も大きいですが、
読み方を変えて新しい楽しさを見つけさせてあげましょう。

『声の調子を変える』や『子供主体で読ませてみる』
という事ではありません。

完全に別の絵本として読んであげるという事です。

パパ鹿
パパ鹿

もう読まないかな~

と思っていた本がまた楽しめるかもしれません。

具体的な読み方を種類別に見て行きましょう。

クイズ形式の本にしてみよう

これが一番簡単なやり方です。
元々のストーリーとは関係なく、描いてある絵を用いて、
クイズを出題してあげるという物。

例えば・・・

  • ねずみが隠れているよ。どこにいる~?
  • りんごが落ちているよ。どこにある~?

など場所をさがすシンプルなものから、

  • この子は今何を考えているのかな?
  • こんな顔をするなんてどんな気持ちだと思う?

などの内面推察系の問題も出せます。

クイズ形式で別の本にする場合、こんな絵本を選んでみて下さい。

  • 元々がクイズ形式の本
    • 元々のクイズの答えを分かりにくくする為、
      別の絵やキャラクターが多く登場します。それを使って新しく問題をつくってあげましょう。
  • 登場人物が多い本
    • 動物1匹しか描いていない絵で広げていくのは難しいものです。
      登場人物が多ければそれぞれの心情や状況を問題にすることが出来ます。

クイズ形式の本にするのにオススメの本は?

私がオススメするのは、

『アンパンマンをさがせシリーズ』です。

元々がクイズ形式の絵本で、沢山のキャラクターが登場します。
キャラクターを探したり、落とし物を探したり、
そこには関係無いキャラクターや落とし物が沢山描かれています。

それらを使って新しいクイズを沢山つくれる絵本になっています。

数を数えるお勉強絵本にしてみよう

これは我が家で現在大ヒット中のやり方です。

絵の中に登場する人や物の数を数えたり、
その対象に相応しい単位を勉強したりすることが出来ます。

例えば・・・

  • 猫さんは何匹いる?
  • 首の長い恐竜は何頭いる?

と単純に数を数える練習から、

  • 笑っている男の子の数は?・・・人だから~人!
  • 落ちている葉っぱの数は?・・・葉っぱだから~枚!

など対象ごとに正しい単位を言えるかの練習も出来ます。

数を数えるお勉強絵本として使う場合、こんな絵本を選んでみて下さい。

  • 図鑑(そのものが生活している環境や状況が描かれている物)
    • 動物図鑑などでその動物が生活している絵などが多くあれば、
      この動物は何匹いる?などの問題が作りやすいです。
  • 知っている物の絵が多く書いてある物
    • 生き物でも道具でも、子供が知っているものであれば何でもOK
      物には全て単位があるので、それだけで問題が作れてしまいます。

数を数えるお勉強絵本にオススメの本は?

ここでの一押しは、

『はっけんずかんシリーズ』です。

我が家にあるのは『きょうりゅう』と『どうぶつ』。
各種名前や生態の説明はもちろん、その生き物が生活している環境が
仕掛け絵本で紹介されていて、遊び心満載の図鑑です。

娘は最近『忍者』が欲しいらしい・・・

新しいストーリーを作ってみよう

最後は少し難易度があがりますが、
絵本本来のストーリーとは別で、載っている絵を用いて新しいお話をしてあげる方法です。

我が家で実践しているのは・・・

  • 主人公ではないキャラクターに焦点を当てたストーリー

という方法です。

ちょっと難しく感じるかもしれませんが、
新しいストーリーを作るのに適している絵本は、

  • 同一キャラクター(主人公以外)が最初から最後まで描かれている絵本

サブキャラクターでも何でも良いので、
物語の本筋から外れて、そのキャラクターの行動や心情に焦点を当てると
新しいストーリーが作りやすいと思います。

新しいストーリーを作るのにオススメの本は?

一つ目は、

『おしりたんていシリーズ』です。

主人公のおしりたんてい以外に、ブラウンやマルチーズ署長など
共通のキャラクターが最初から最後までいることが多く、別のストーリーが作りやすい絵本です。

隠されたおしりを探せ!や迷路など
別の楽しみ方が元々用意されているのも良いですよね!

二つ目は、

『バーバパパシリーズ』です。

バーバパパシリーズはバーバピカリやバーバブラボーなど
バーバパパの家族みんなで本来のストーリーが進んでいきます。

その中の一人に焦点を当てると新しい物語を作りやすいかと思います。

娘はバーバモジャが大好きで、バーバモジャのストーリーを作ってあげると喜んで聞いています。

本棚を見返してみましょう

どんな絵本でも読み手の工夫があれば
2度3度楽しめる様な使い方ができます。

沢山の絵本を買ってあげるのもよいですが、

ふと読む本に困った時に、別の読み方をして楽しく絵本を読むのもいいのではないでしょうか。