「科学漫画サバイバルシリーズってどんな本?」
「子供の為になる本か分からない…」
「どれを選べばいいのか分からない…」
そんな悩みを持つ保護者の方に向けて、この記事ではシリーズの特徴からどんな役に立つのか、人気テーマや最初の一冊へのオススメなどご紹介していきます。
科学漫画サバイバルシリーズってどんな本?
シリーズの基本情報
科学漫画サバイバルシリーズは、子供向け学習マンガで、日本では朝日新聞出版から発売されています。
主人公たちがさまざまな危険地帯でサバイバルをしながら、科学・自然・環境などについて学べる構成が人気です。
内容としてはSFの要素も多分に含まれていますが、突拍子もない超能力などではなく、「もし自分の体が小さくなったら」など、少し未来や架空の科学技術・環境を取り入れて分かりやすく解説するものとして使われています。
どんなテーマを扱っているのか
シリーズは100巻以上出版されており、テーマは幅広いジャンルを網羅しています。
- 自然(海、山、川、ジャングルなど)
- 生物(恐竜、危険生物、ウイルスなど)
- 地学(地震、火山、気象など)
- 科学技術(AI、ロボット、宇宙など)
- 防災(災害サバイバル、危険回避)
知識をストーリー形式で学べるため、子どもが飽きずに読み進められるのが特徴です。
他の学習漫画との違い
一般的な知識解説の学習漫画と違い、主人公達がピンチに直面したり、迷ったりした時に、
科学の知識を用いて切り抜けていく様子が描かれていて、漫画のストーリーと知識解説を上手に融合している為、読み手が受け取りやすい構成になっています。
ストーリーに夢中になって読み進めていたら、いつの間にか知識も合わせて吸収していた・・・
これがこのシリーズの一番の特徴ではないでしょうか。
学習漫画なのに我が子が読みながら爆笑している所を見かけた事がある程です。
科学漫画サバイバルシリーズが人気の理由

ストーリーの面白さで科学が理解しやすい
緊迫した状況やドキドキの展開が続くため、子どもが自然と「次はどうなる?」と読み進められます。
随所に笑い(ギャグ)要素も含まれていて、学習というより楽しみながらの知識吸収という所が人気となっている要因だと思います。
子どもの読書意欲を高める工夫が満載
キャラクターが魅力的で、イラストも見やすい設計。文字が多すぎず、漫画としてのテンポもよいので、本が苦手な子でも入門しやすいのが特徴です。
TVアニメでの放送から本へ
NHKにてアニメ版が放送されています。
これもまた楽しい番組です。アニメを入口として、実際に本を買ってみようとなった方も多いのではないでしょうか。(実際我が家がそのパターンでした)
TRFの「サバイバルダンス」がEDに使われているので斬新です。サバイバルだけに・・・
OPの森崎ウィンの「ネバネバ」も良い楽曲ですよ。
科学漫画サバイバルシリーズは何歳から楽しめる?
学年別の読み方
- 小1〜小2:イラストの多い巻や動物系が読みやすい、単純に楽しむものとしての本
- 小3〜小4:文章量が増えてもしっかり読める年齢。実際に学校の学習内容とリンクした内容のシリーズなどがオススメ
- 小5〜小6:高度なテーマや最新テーマなどを読んで興味の入り口とするのも良い
低学年でも読める巻(幼稚園生でも読めます)最初の1冊
- 水族館のサバイバル
- 昆虫世界のサバイバル
- 恐竜世界のサバイバル
やはり最初の1冊目には生物系のものがオススメです。
水族館が好きなら水族館のサバイバルなど、子供の好きな分野からチョイスしてあげると入り込みやすいと思います。(我が家ではこの本のおかげで、気付くと読める漢字が増えていました)
学習教材としての立ち位置
私見となってしまいますが、我が子を見ていての感想としては、
教科書の様な知識の付き方を期待する本ではありません。
あくまで、楽しみながらそのジャンルに興味をもったり、少し詳しくなったりする事がメインの本かなと感じています。
苦手な分野を克服する為や、好きな事・物を見つけ出す一歩目としての役割などに向いていると思います。
科学漫画サバイバルシリーズの全巻ジャンル一覧

シリーズは種類が非常に多く、
2025年10月に発売された「海底のサバイバル」でなんとシリーズ92巻!!
シリーズの初期巻(例:昆虫世界、恐竜世界など)は改訂版が出ており、内容やコラムが最新科学に合わせて更新されているものもあります。
生物系のサバイバル
- 昆虫世界のサバイバル(改訂版あり)
- 恐竜世界のサバイバル(改訂版あり)
- 自然史ミュージアムのサバイバル
- 植物世界のサバイバル
- ナイトサファリのサバイバル
- 地中世界のサバイバル
- 鳥のサバイバル
- 湿地生物のサバイバル
- 微生物のサバイバル
- 寄生虫のサバイバル
- 水族館のサバイバル
自然系のサバイバル
- 無人島のサバイバル
- アマゾンのサバイバル
- 砂漠のサバイバル
- 氷河のサバイバル
- サバンナのサバイバル
- 海のサバイバル
- 火山のサバイバル
- 南極のサバイバル
- 山のサバイバル
- 洞窟のサバイバル
- 干潟のサバイバル
- 極寒のサバイバル
- 深海のサバイバル
- ヒマラヤのサバイバル
- 植物世界のサバイバル
- 激流のサバイバル
- 山火事のサバイバル
- 大雪のサバイバル
- 水害のサバイバル
- 海面上昇のサバイバル
- 海底のサバイバル
技術系のサバイバル
- ロボット世界のサバイバル
- 原子力のサバイバル
- エネルギー危機のサバイバル
- 有害物質のサバイバル
- AIのサバイバル
- 飛行機のサバイバル
- 超高層ビルのサバイバル
- 地下鉄のサバイバル
- トンネルのサバイバル
- テーマパークのサバイバル
- 下水道のサバイバル
災害・環境系のサバイバル
- 地震のサバイバル
- 異常気象のサバイバル
- 竜巻のサバイバル
- 台風のサバイバル
- 大気汚染のサバイバル
- 水不足のサバイバル
- 火災のサバイバル
- 巨大地震のサバイバル
- ゴミの島のサバイバル
- 食糧危機のサバイバル
その他のサバイバル
- 新型ウイルスのサバイバル
- 人体のサバイバル
- アレルギーのサバイバル
- ロボット世界のサバイバル
- AIのサバイバル
- AIロボット世界のサバイバル
- 宇宙のサバイバル
- 月のサバイバル
- アンコール・ワットのサバイバル
迷った時は・・・最初の一冊にオススメするサバイバル!
選定基準は私見となりますが・・・
- ちょとしたSF要素が入っているとワクワク感が大きい
- 身近にありそうな・起こりそうな事柄の知識が興味を引きやすい
- 初めてでも読みやすいテーマ
- アニメで放送されたもの(入口として知っているからだと入りやすい)
おすすめ巻
- 昆虫世界のサバイバル(シリーズ入門の定番)
リンク - 恐竜世界のサバイバル(低学年も夢中)
リンク - 異常気象のサバイバル(アニメでも放送済み)
リンク - 人体のサバイバル(一番身近な体について学べます)
リンク - AIロボット世界のサバイバル(現代的テーマで興味が広がる)
リンク
科学漫画サバイバルシリーズの評判
色々ニュースにもなっている
- 朝日新聞出版のプレスリリースによれば、シリーズは「小学生支持率 No.1」と言われており、定量調査でも保護者・小学校教員の約8割が「子ども(小学生)に継続して読ませたい」と回答しています。
- 朝日新聞出版の調査によると、現役東大生の 2人に1人 がこのシリーズを読んだ経験があると回答しており、理系進路の一要因になったという声もある。
- Amazon Kids+(子ども向け読書サービス)でも16冊が配信されており、小学生向けコンテンツとしてきちんとポジショニングされていることが分かります。
このように人気があるのは勿論、多くの方が子供達に読んで欲しいと思っていることが伺えますね。
まとめ:科学に楽しく触れられる学習漫画
科学漫画サバイバルシリーズは、
「科学が好きになる」「読書が好きになる」
という学習のスタートに最適なシリーズです。
科学に苦手意識を持っている子供の意識を変える事にも役立つのではないかと思います。
テーマも幅広く、どの巻から読んでも楽しめるので、まずは気になるジャンルから始めてみてください!
