我が家の不妊治療回顧録5【お金の区切りと体外受精の為の転院決意】

我が家の不妊治療回顧録5【お金の区切りと転院決意】 不妊治療

不妊治療年表

不妊治療もどんどん次のステップへ、ですが猪突猛進はせずここで夫婦で決め事をしたお話。

  • 結婚~3年位
  • 結婚3年目(夫30歳 妻28歳) 
  • 結婚4年目(夫31歳 妻29歳)不妊治療スタート
    • いざ産婦人科へ 
  • 結婚4年目~5年目(夫31-32歳 妻29-30歳)
    • いざ実践!タイミング法の半年間 
    • 人工授精へ残り替えた半年間 
  • 結婚5年目(夫32歳 妻30歳)
    • 体外受精とお金について ←今回はここと
    • 転院の決意 ←ここのお話

体外受精へ

病院から体外受精の提案がありました

タイミング法と人工授精にて1年間不妊治療を行いましたが、
結果はうんともすんとも・・・

数度目の人工授精で妊娠の確認をしに病院へいった際に、
妊娠が確認できなかった事と、次のステップとして体外受精の提案を病院から受けました。

病院側としては、

  • 右の卵管の卵管狭窄(閉塞ぎみ)
  • 私の乏精子症気味な点
  • ヒューナーテストの結果
  • 超音波検査にて多嚢胞性卵巣症候群と診断されたこと

この事から体外受精へ移行することが望ましいとのことでした。

体外受精ってどんなことをするの?

女性の体内(卵巣)から卵子を取り出し、
卵子と精子を体外で授精させ、
出来た受精卵を妊娠しやすい時期に子宮に戻す。

と文にするとこんな感じです。
実際の流れはどんな感じかというと・・・

  • 排卵誘発・・・卵胞を排卵直前まで十分に成長させるために経口薬や注射でホルモンを補う事
    • 低刺激、高刺激など色々方法があります。
  • LHサージ誘起・・・卵子を成熟させ受精能力を持たせる事
    • 点鼻薬や注射にて行います。
  • 採卵・・・手術です。膣内から針を刺し、卵胞に到達したら、卵子を吸引、回収します。
    • 基本的には静脈麻酔で眠っている内に行う所が多いみたいです。
  • 採精・・・病院内の所もあれば、持ち込みの所もあり様々です。
    • 遠心処理を行い、濃度調整等行います。
  • 体外受精・・・コンベンショナルIVFと顕微授精、この2つを組み合わせる方法等
    • コンベンショナルIVF・・・採卵後、前培養した卵子に精子を添加(ふりかけ)する方法
    • 顕微授精・・・採卵後、前培養した卵子に不動化処理を行った精子をピペット(針)を用いて注入する方法
    • レスキューICSI・・・コンベンショナルIVFを行い、受精が認められない卵子に関しては顕微授精を行う方法
    • スプリット(ICSI)・・・卵子を2グループに分け、コンベンショナルIVFと顕微授精に分けて行う方法。
  • 培養・・・採卵後1~5日程度(体内でいうと子宮までの移動時間)
    • 培養を行い成長する力が備わった卵なのかどうかを選別します。
  • 胚移植・・・着床できるまで育った受精卵を、着床しやすい時期に子宮へ戻す。
    • 新鮮胚、新鮮胚盤胞移植・・・採卵と同周期にて培養した胚を戻す方法。
    • 凍結胚、凍結胚盤胞移植・・・培養した受精卵を凍結し、採卵の翌月以降で、着床しやすい子宮環境を整えてから、胚の解凍→移植する方法。
  • 黄体ホルモンの補充・・・着床率向上の為。
  • 妊娠判定

という感じがメインの流れ。
な・・・長い・・・
ですが、この他にも色々なオプションなどもあり、上記流れが一番簡潔なパターンだと思います。

我が家の方針を決定

体外受精に関して、夫婦で色々調べました。
やはりネックはお金・・・

我が家は一般的なサラリーマン家庭。
区切りを付けずに進めて行くと、通常の生活まで圧迫しかねない・・・
ということで、

不妊治療予算を組みました。

我が家が不妊治療を行っていた時は、
排卵誘発→妊娠確認が1サイクルとして 又は 凍結胚移植→妊娠確認
の様なくくりで助成金が出ていました。

排卵誘発→妊娠確認 で 30万円まで
凍結胚移植→妊娠確認 で 15万円まで
※40歳以下でしたので通算6回(1子毎)
こんな記憶です・・・朧げ~間違ってたらすいません。

で想定としては1サイクルでかかる金額が70万円ほど、
助成金分を差し引くと約40万円の自己負担を考えていました。
(凍結胚→妊娠確認は20万円ほど、助成金15万円、実費5万円)

1回の採卵+人工授精で3個ほど凍結胚が出来ると仮定して、
採卵+移植3回=70+20+20=110万円
これを最大3回行うと考え330万円

2回目・3回目の頃には1回目の助成金ももらえているであろうという事で、

300万円を不妊治療予算に設定しました。

今考えると甘々な予算組みでした(笑)

転院決意とクリニック探し

通っていたクリニックに相談にいきました

予算を設定し、いざ体外受精へ!ということで、
当時通っていたクリニックに説明を伺いにいきました。

事前にHPに載っていたので驚きませんでしたが、
このクリニックでは顕微授精は行っておりません。

・・・知ってたよ。
だからコンベンショナルIVFを取り敢えずやるのかなと思っていました。

しかし先生から
「コンベンショナルIVFだともしかしたら厳しいかもしれないけどやる?」
との発言が・・・

・・・??厳しいの??
体外受精を勧めてきたのはそちらさんなんですが・・・

一応説明を受けました。
・コンベンショナルIVFは体外受精だけど精子が卵子内に到達するのは自力で
自然妊娠とそこは変わらない事。
・旦那さんの精子の状態だと無理ではないが、受精しない卵子も多数出て無駄が多くなってしまうかもしれない事。

こんな感じの説明があったと記憶しています。

一度持ち帰りますという事で、その日はクリニックを後にしました。

転院先探し

帰ってから、これからどうする?と話し合いを行いました。

2人共通していたのは・・・

転院しよう!とここに関しては一致。

で色々検索&検索&検索
どの病院がどんな治療を行っているか見るのは、

不妊治療情報センター

これが便利でした。
他にも口コミや地理的要因(家から1時間以内)を考えて、
あるクリニックに辿り着きました。

正直相場より高めなクリニックでしたが、

  • 口コミが治療や先生方に関しては概ね良好(待ち時間で低評価がいくつかありましたが)
  • 家で精子採取しても1時間以内にもっていける所。
  • 先進医療に関してかなり積極的に取り入れている所

この辺りが主な決め手となりました。
一応今通っているクリニックに相談したところ、
紹介状を書いてもらえるということで、

話を聞きに行ってみよう!!

ここから我が家の不妊治療は体外受精へと移行していきます。

実際の体外受精の治療内容に関してはまた次回お伝えしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

△△△かみさんが持っていたのですが、面白い!!△△△